動脈硬化のリスクが高い高血圧と更年期に不安定な血圧

高血圧はそれ自体では自覚症状があまり顕著ではないことから放置されてしまいがちになる疾患です。しかし、高血圧は生活習慣病の死の四重奏の一つにも数え上げられる疾患であり、放置しておくと合併症を伴って死に至るリスクがある恐ろしいものであるということは理解が必要なことです。脳卒中や心筋梗塞といった重篤な疾患が高血圧から引き起こされる可能性があります。その橋渡しをしてしまう疾患が動脈硬化です。高血圧の状態は血管に対して負荷が大きく、特に心臓に近い動脈は拍動が起こる度に大きな負荷を繰り返し受けることになります。その負荷に耐えるために身体が適応し、血管を飛行させていくことになりますが、それが血管のもろさや狭さをもたらすことになります。こういった動脈の変化によって血栓の形成や出血のリスクが高まり、脳卒中や心筋梗塞が起こりやすくなるのです。高血圧よりもむしろ低血圧に悩まされることが多い女性も更年期には注意が必要です。更年期障害の一つとして高血圧が知られているからです。更年期には血圧が不安定になりがちであり、血圧が一日の間でも大きく変動を起こすことがよくあります。それが顔のほてりや動悸などの症状に関連しているということも知られており、更年期障害の原因の一つとして血圧の変化があげられていることがよくあります。心や身体への負担が自律神経系の機能を見出しやすくなっているのが更年期であり、できるだけ落ち着いた日々を過ごすということが予防の上で重要なことです。また、血圧測定によって高血圧であるとわかっても、それが一時的なものである可能性もあることには留意しておくことが大切です。一過性のものであれば必ずしも治療は必要ではないからです。